歯の消しゴム(デンタルイレーザー)で歯のホワイトニング
汚れ落としには意外に有効!
スティック状のシリコンゴムでこすって、歯の汚れを落としていきます。
「デンタルイレーサー」、「ステインバスター」などの商品名で販売されています。
価格は数百円から数千円で、ドラッグストア、また通販などで簡単に手に入ります。
歯のホワイトニングのような漂白効果や、歯のマニュキュアのように、もとの歯の色よりも白くなると いう性格のものではなく、あくまで茶渋やヤニなどの汚れを落とすためのものです。
本来の歯の白さを取り戻す助けとなります。
効果の程も、予想よりも汚れが結構落ちるはずです。
極端に研磨剤が多く入っているハミガキ粉で磨くことに抵抗のある方でも、お手軽に試せて、しかも効果は高いかもしれません。
ハミガキ(歯磨き)で歯のホワイトニング
汚れを落とすなら、歯磨きで充分に可能。
日常の歯の汚れを取るのであれば、歯磨き粉でも十分に効果があります。
但し、あまり強い研磨剤の歯磨き粉を使うと歯の表面が削れて、逆に着色しやすくなるので、注意が必要です。
◎歯磨き(ハミガキ)で黄ばんだ歯を白く(ホワイトニング)できる?
結論から言うと、これは難しいです。
黄ばみの原因である有機着色物を分解できるのは、今のところ過酸化水素などの過酸化物だけ。
現在の日本では、市販できる歯磨き粉には過酸化水素を混ぜて販売することは禁止されています。
アメリカから通販で過酸化水素入りの歯磨き粉を購入することは可能です。
この場合の注意点として、過酸化水素の反応を引き出すには10分以上は歯の表面に定着させておくことが必要なこと。
数分磨くだけでは十分に漂白作用させることは難しいでしょう。
歯のホワイトニング剤の成分について
歯のホワイトニング剤とは、過酸化水素のこと
オフィスホワイトニングの主成分は過酸化水素、ホームホワイトニングは過酸化尿素を主成分としています。
過酸化尿素は酸化反応の課程で、過酸化水素に変化するため、ホワイトニング剤とは過酸化水素のことであると言っていいと思います。
過酸化尿素は過酸化水素に比べて酸化反応がゆっくりなため、時間をかけて行うホームホワイトニングに適しています。
過酸化水素は、オキシドールと同じ成分です。
オキシドールは過酸化水素3%で、ホワイトニングに使用する過酸化水素は35%、過酸化尿素は10− 21%を使用します。
□過酸化水素の安全性について
低濃度のものは、オキシドールに代表されるように安全で広く普及しています。
しかし高濃度のものになると爆発の危険性があります。
消防法では出火しやすい化学製品の運ぶには「危険物取扱(とりあつかい)者」の資格を持つ人が携わるよう定めています。
過酸化水素は濃度が36%以下ならば「危険性は薄(うす)い」とされており、35%の過酸化水素が漂白用として広く流通しています。
ホワイトニングに使用する薬剤には、過酸化水素以外に増粘剤と触媒を使用します。
過酸化水素単独だと、液体のため、流動性が良すぎて歯の表面に一定時間留まってくれないことと、すぐに乾燥してしまうため十分な漂白効果を得ることができず、増粘剤としてシリカやグリセリンなどの無機化合物を使用し、歯の表面で長時間作用するようにします。
触媒は、過酸化水素の酸化反応課程で生じるフリーラジカルの量を増やすために使用します。
触媒では、 酸化チタン等が代表的です。
アメリカでは既に広く普及している歯の「ホワイトニング」
日本でも厚生労働省で歯のホワイトニング用薬剤が認可されました!
審美歯科などで健康な歯を削らずに歯を白くする方法がホワイトニングです。
歯はもともと真っ白ではなく、わずかに黄ばんでいるのが普通です。それをより白くする方法がホワイトニングです。(審美性の追求)
ホワイトニングには、審美歯科や歯科医院のみで行うオフィスホワイトニングと、主に家庭で器具を使って行う、ホームホワイトニングがあります。
またこれら2つを併用することもあります。
これとは別に、神経をとった後に、歯が黒ずんだりすることがあり、それを元の白さに戻す治療法がありますが、これと、いわゆるホワイトニングとは区別されています。(ウォーキングブリーチ法)
アメリカでは大変ポピュラーなホワイトニングですが、近年日本でもホワイトニングを行うための薬剤が厚生労働省で認可され、浸透し始めています。
憧れの芸能人のような白い歯!
今後、日本においても欧米のように一般的にホワイトニングが広く関心を集めそうです。