歯の黄ばみの原因
歯が黄ばむ、歯が変色しているなどの問題について
歯の色を決定するのは、歯のエナメル質と象牙質の色です。
歯の表面はエナメル質という「半透明色」の硬い組織で覆われています。
エナメル質の中には「黄褐色」の象牙質という組織があり、さらにその中には歯髄があります。
髪の毛の色や皮膚の色、そして目の色などが遺伝によって違うように、歯の色も人それぞれ個性があります。
また、年齢とともに黄褐色の象牙質の厚みが増し、逆にエナメル質はどんどん薄くなっていくため、年をとるとともに歯は黄ばんで見えるようになります。
いくら歯の表面の汚れを落としても、自分の歯は黄色いと思われている方は、遺伝、加齢による黄ばみと考えることができます。
また、歯並びが悪い場合に、奥に引っ込んだ歯は、前に出ている歯よりも黒ずんで見えることもあります。
さらに、神経のない歯も、黒ずんで見えます。
神経を歯科治療で抜いたために黒ずんでいる場合、ウォーキングブリーチという漂白方法があります。
歯が変色している原因を知ろう!
外因性、内因性双方から歯の変色原因を探る!
■外因性(歯の表面の汚れが歯を変色させている)の場合
★歯磨きでの磨き残し、歯の表面のステイン(汚れ)
★喫煙(たばこ)や嗜好飲料
■内因性(エナメル質・象牙質の変化)の場合
★歯の形成過程での変色
○テトラサイクリン(抗生物質)による変色
(妊娠中にテトラサイクリンを服用していた場合に発生する)
○エナメル質形成不全症
○フッ素沈着症
★歯科治療、外傷などが原因となっている場合
★加齢による変色
★遺伝による歯の黄ばみ
歯の変色についての詳しい説明はこちらへ
アメリカでは既に広く普及している歯の「ホワイトニング」
日本でも厚生労働省で歯のホワイトニング用薬剤が認可されました!
審美歯科などで健康な歯を削らずに歯を白くする方法がホワイトニングです。
歯はもともと真っ白ではなく、わずかに黄ばんでいるのが普通です。それをより白くする方法がホワイトニングです。(審美性の追求)
ホワイトニングには、審美歯科や歯科医院のみで行うオフィスホワイトニングと、主に家庭で器具を使って行う、ホームホワイトニングがあります。
またこれら2つを併用することもあります。
これとは別に、神経をとった後に、歯が黒ずんだりすることがあり、それを元の白さに戻す治療法がありますが、これと、いわゆるホワイトニングとは区別されています。(ウォーキングブリーチ法)
アメリカでは大変ポピュラーなホワイトニングですが、近年日本でもホワイトニングを行うための薬剤が厚生労働省で認可され、浸透し始めています。
憧れの芸能人のような白い歯!
今後、日本においても欧米のように一般的にホワイトニングが広く関心を集めそうです。